７）抗生剤、抗真菌剤、抗ウイルス剤

薬効別分類	薬剤名	薬価	メーカー	適応症・薬理作用・代謝	用量		備考/禁忌

７）抗生剤、抗菌剤
	●フロモックス（100mg）	61.7	塩野義	SEA系
	バナンDS、5%	82.0	第一三共	0.1g/1kgが目安、ミヤＭを添付、セフェム系の第３世代
	●メイアクトＭＳ（100mg）	64.1	明治	セフェム系の第２世代、上気道感染
	●サワシリン（250mg）＝　アモキシリン	14.3	ｱｽﾃﾗｽ	ペニシリン系
	ユナシン（275mg）	61.9	ﾌｧｲｻﾞｰ	体内で、アンピシリン（ABPC）と、βラクタマーゼ阻害剤のスルバクタム（SBT）に分かれる
	●クラビッド（500mg）	147.2	第一三共	広範囲経口抗菌剤、細菌のDNA複製を妨げ、殺菌的に作用		1回/d		100mgは中止
	●クラリス（200mg）	96.6	大正	マクロライド系、細菌の蛋白質の合成を阻害
	ジスロマック			マクロダイド系

（外用抗生剤）	●テラコート軟膏　5ｇ	34.3	ﾌｧｲｻﾞｰ	ステロイド剤＋抗生剤
（注射抗生剤）	●エクサシン（400mg）	1155.0	旭化成	主としてＧ－菌に作用、
	●*ミドシン（300mg）　＝　リンコシン	202.0	沢井	細菌の蛋白質の合成を阻害
	● クリンダマイシン(600mg）＝（ダラシン）		沢井	リンコマイシン系の抗生物質です。ドウ球菌や溶連菌などグラム陽性菌によく効きます。また、嫌気性菌に強い抗菌力をもつのも特徴です。類似薬のリンコマイシンよりも強力です		600mg～1200mg／2回／日
	ロセフィン（1g）　テスト不要	869.0	中外	パンスポリン型
	スルペラゾン（1g）　テスト要	1516.0	ﾌｧｲｻﾞｰ	セフォビット型
	●スルバシリン(1.5g）＝ユナシン	380		アンピシリンとβ-ラクタマーゼ阻害剤のスルバクタムの２つの有効成分からできています		１日６ｇ（力価）を２回に分け		１．肺炎、肺膿瘍、腹膜炎の場合：スルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、１日６ｇ（力価）を２回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。２．膀胱炎の場合：スルバクタムナトリウム・アンピシリンナトリウムとして、１日３ｇ（力価）を２回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。る。
	●セフトリアキソンナトリウム(1g) ＝ロセフィン	793		セフム系抗生剤		1～2g(力価)を1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。 2).難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量する。		1.成人: 1).セフトリアキソンナトリウム水和物として、1日1～2g(力価)を1回又は2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。 2).難治性又は重症感染症には症状に応じて1日量を4g(力価)まで増量し、2回に分けて静脈内注射又は点滴静注する。 3).淋菌感染症については、次記の通り投与する。 (1).咽頭・喉頭炎、尿道炎、子宮頚管炎、直腸炎:セフトリアキソンナトリウム水和物として、1g(力価)を単回静脈内注射又は単回点滴静注する。 (2).精巣上体炎(副睾丸炎)、骨盤内炎症性疾患:セフトリアキソンナトリウム水和物として、1日1回1g(力価)を静脈内注射又は点滴静注する。
	●アセリオ			アセトアミノフェン添加100ml 溶液


８）抗ウイルス薬
	イナビル（２～４吸入）			インフルエンザ				１回でいい
	リレンザ			インフルエンザ
	タミフル			インフルエンザ		２錠／d
	バルトレックス			帯状疱疹

25）（抗真菌剤）
	*ラミテクト（125mg）	130.5	沢井	経口剤
	＝　ラミシール	228.6	ﾉﾊﾞﾙﾃｨｽ	真菌の細胞膜を破壊して殺菌的に作用
	ファンギゾンＳ　＝フロリードゲル経口用2%	58.0/cc	ﾌﾞﾘｽﾄﾙ持田製薬	口内真菌症、腸内真菌症、口角炎
	●ペキロン・クリーム	44.3	杏林	真菌の細胞膜をこわす
	マイコスポール液	48.0/cc	ﾊﾞｲｴﾙ	真菌の細胞膜をこわす
	→アスタット液	49.2/cc	ﾏﾙﾎ
	フロリード軟膏			口角炎

26）帯状疱疹ヘルペス
	アラセナＡ（2ｇ）	351.7/g	持田製薬	外用剤
	バルトレックス（500ｍｇ）	559.0	ｸﾞﾗｸｿ	ウイルスＤＮＡの複製を阻害単純ヘルペス：2錠/2、帯状疱疹：6錠/3
（後神経痛）	リリカ（25，75，150mg）		ﾌｧｲｻﾞｰ	帯状疱疹後神経痛
	トラムセット				3→8錠
（注射剤）	ゾビラックス		ｸﾞﾗｸｿ	注射剤
	＝　ビクロックス	1714.0	小林化工

救急治療薬

薬効別分類	薬剤名	薬価	メーカー	適応症・薬理作用・代謝	用量	備考/禁忌
ショック	ボスミン
	ノルアドレナリン
	点滴用ステロイド
	カタボン
心筋梗塞	ミオコールスプレー
	パナルジン錠
	バイアスピリン

心不全	ラシックス

糖尿病	インスリンＲ
	ブドウ糖液
ＣＰＡ、不整脈	アドレナリン
	アトロピン
	点滴用キシロカイン
テンカン、痙攣

· 1型糖尿病→ノボリンＲ、50％ブドウ糖液、等

· 緑内障→キサラタン点眼薬，マンニトール、等

· アナフィラキシーショック→エピペン、適宜ステロイドと抗アレルギー薬、等

· 喘息発作→電池式吸入器（吸入液はベネトリン吸入液、ビソルボン吸入液等）、サクシゾン注、テオフィリン注、定量噴霧式気管支拡張剤、等

· てんかん・けいれん→Bセット

· 切迫早産　陣痛→Cセット

· 高カリウム血症→メイロン注、カルチコール注、カリメート、アーガメイトゼリー、等

· ネフローゼ症候群→サクシゾン注、等

· 心不全：ラシックス注、等

· 心筋梗塞：ミオコールスプレー（バイアスピリン錠とパナルジン錠はAセット）、等

· ショック：カタボン、ノルアドレナリン、等

· CPA・不整脈→アドレナリン、アトロピン、キシロカイン、その他、抗不整脈薬を追加

· 外傷処置：局所麻酔用キシロカイン、等

これらに輸液と注射セットを適宜追加
（破傷風トキソイド、インフルエンザワクチンなど、感染症に対する準備も考慮）