1)鎮痛剤、中枢神経系薬剤

薬効別分類 

薬剤名

薬価

メーカー

適応症・薬理作用・代謝

用量

備考/禁忌

1)鎮痛剤

 

 

 

 

 

 

ロキソニン(60mg

22.3

第一三共

プロピオン酸系

 

ペオン(80mg

21.4

ゼリア 

プロピオン酸系 

 

 

 

ソレトン錠80mg 

21.8

ケミファ 

プロピオン酸系 

 

 

ナイキサン100mg

8.6

田辺 

プロピオン酸系
プロスタグランジン(PG)の合成酵素「シクロオキシゲナーゼ(COX)」を阻害

モービック(10mg

42.2

ベーリンガム

オキシカム系

1/d

 

クリノリル(100mg

15.8

杏林

インドメタシンのプロドラッグ
腎に負担少ない、老人
 

23 

 

 

ハイペン(200mg

31.6

日本新薬

COX2選択制が大 

2/d 

 

セレコックス(100mg

79.0

アステラス

COX2阻害

2/d

  (慢性疼痛)

トラムセット配合剤

トラマドールとアセトアミノフェンの合剤

3錠~6

慢性疼痛、弱オピオイド

  (塩基性)

ペントイル200mg

14.2

サンド 

作用のおだやかな塩基性の鎮痛薬。喘息、アレルギー患者などに比較的安全

 

 

ソランタール(100mg

12.00

アステラス

チアラシド

 

ノイロトロピン 

34.5

日本臓器 

中枢性疼痛

4/2 

 

  (小児)

ロキソニン細粒小児用

37.2

第一

0.1g/1kg、乳糖(ミヤM)添付可能

アセトアミノフェン50%細粒

10.2

昭和薬工

体重1kgあたり11015mgを経口服用、服用間隔は46時間以上とする。

1日総量として60mgkgを限度とする。

(外傷、骨折)

Sーアドクノン
= アドナ

11.4
6.4

アルフレッサ

血管壁を強くして、血液がもれ出すのを防ぐ。血小板や血液凝固系には作用しない。
毛細血管が弱くなって生じる出血に向く

抗凝固剤との併用も可能

テラコート軟膏 5

34.3

外用剤、抗菌剤+ステロイド剤

89)ツムラ治打撲一方

8.8/g

ツムラ

患部の血行をよくするとともに、腫れや痛みをやわらげる

7.5g/3

(帯状疱疹後神経痛)

リリカ2575150mg

ファイザー

帯状疱疹後神経痛のみに適応

※神経障害性疼痛

メキシチール100mg

56.2

ベーリンガー

抗不整脈薬。心臓の刺激伝導系の異常な電気の流れをしずめる 上室性頻脈、心室性の不整脈。 (鎮痛作用もあり)

ノイロトロピン 

34.5

日本臓器

中枢性の疼痛、痛みが脳に転写されて下向性に悪循環を形成との仮説

4/2

 

 

 

 

 

 

 

(麻薬)

便秘、嘔気などの副作用対策を行いながら

オキシコンチン10,20,40mg

オキシコドン(一般名)、各種の癌性疼痛

有効限界ない

MSコンチン

デュロテップMTパッチ2.1mg~4.2mg~8.4mg~12.6mg~16.8mg

192612048

ヤンセン

難治性の疼痛にも適用有り

トラムセット配合剤

トラマドールとアセトアミノフェンの合剤

3錠~6

 

 

 

 

 

 

 

鎮痛剤(座薬)

 

 

 

 

 

 

ボルタレン坐薬(12.52550mg)

49.3
57.9
71

ノバルティス 

プロスタグランジンの合成を低濃度で阻害

 

 

 

インテバン坐薬25mg50mg

19.9
20.1

大日本 

 

 

 

 

アネオール坐剤 5075mg 

45.4
45.3

岩城

ケトプロフェン 

 

 

子供の発熱

安全性の高いアニリン系の解熱鎮痛薬を原則とする

 

カロナール坐薬 50mg100mg200mg
 
アセトアミノフェン

19.5
20.1
32.3

昭和薬化

安全性の高いアニリン系の解熱鎮痛薬、子供や赤ちゃんの鎮痛解熱

= アンヒバ坐剤小児用50mg~100mg~200mg

19.5
20.1
32.3

アボット

アンヒバ小児お薬辞典

 

● アセトアミノフェン50%細粒

10,2

 昭和薬化

 体重1kgあたり11015mgを経口服用、服用間隔は46時間以上とする。

 1日総量として60mgkgを限度とする。

 

 

 

 

 

 

 

頭痛薬 

SG顆粒(1.0g 

11.4

塩野義 

中枢神経性痛、消炎鎮痛

 

 

 

テグレトール 

8.9

ノバルティス 

三叉神経痛、大人に多い側頭葉てんかん

 

 三環系抗うつ剤の転用

(偏頭痛) 軽い

クリアミンS 

13.4

日医工 

偏頭痛、エルゴータミン製剤

 

ジヒデルゴット+無水カフェイン+アンチピリンの合剤

(偏頭痛)強い 

イミグラン(50mg

927.9

GSK

偏頭痛特効薬、血管収縮強し、1時間開けて2/日まで

 

狭心症、心筋梗塞、 

小児用頭痛薬)

コカール錠(250mg

7.3

三和化学

アセトアミノフェン、小児用頭痛薬

 

 

 

 

 

 

(舌咽痛違和感)

96)ツムラ柴朴湯

38.5

ツムラ

喘息、咳、不安、
舌咽神経痛など咽頭違和感、

)筋弛緩剤、

 

 

ミオナール(50mg

23.1

エーザイ

 

 

 

 

*アイロメート(20mg 
= アロフト

10.1

沢井

 

 

 

テルネリン(1mg

18.9

ノバルティス

筋肉を緊張させている神経をしずめる作用。また、筋肉の血流を改善させる。

デパス(0.5mg

9.0

田辺

抗不安薬、抗うつ剤、筋弛緩剤

(こむら返り)  

アスケート+アイロメート

 

 

 

    

タウリン散(1g) 

大正

肝機能障害、細胞膜安定化作用(こむら返り)

 

 

 

●*68)テイコク芍薬甘草湯 

 

 

 

 ※甘草の取りすぎに注意、(高血圧症)

7)循環改善剤 

 

カリナクリン(50iu

24.4

三和 

弱い高血圧薬、末梢血管拡張

 

 

 

ペルジピン(20mg

22.7

アステラス 

Ca拮抗剤、高血圧症のみに適応、 

 

 

 

*リマルモン (5μg 
= 
オマルモン

36.3

沢井
小野薬品
 

経口プロスタグランディンE1製剤 

 

 閉そく性動脈硬化症

脊柱管狭窄症

 3)脳代謝改善剤

 

(パーキンソン)

アーテン(2mg

8.6

ワイス 

副交感神経を抑制する 

 

 

 

ECドパール

35.1

協和醗酵 

ドーパミン前駆物質 

3→6

 L-ドーパ+ベンセラシド

 

  主なパーキンソン病薬 

 

 

 

 

 ピシフロール(0.25

 

 3→6→9錠まで漸増

 

 

 ムズムズ脚症候群

 ピシフロール0.125

 

 

 1錠から3

 最小量から

 病名)下肢静止不能症候群

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 4)抗精神剤

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5)中枢神経系

(アルツハイマー型認知症)

アリセプト(35mg

ドネペシル

225335

103.8155.4

エーザイ

ニプロ

3mg→5mgへ、興奮して逆効果も

シュンとしている患者へ

CHE阻害剤

めまい、下痢

 

イクセロン

=リバスタッチ

346.8489.7

 

4.5→9.0→13.5→18.0g徐々に増やす

4週ごとに増量

CHE阻害剤

パップ剤

 

レミニール(ガランタミン臭化水素)4.08.012.0mg

107.3242.5

ヤンセン

ボーッとしている患者へ

4×2から4週ごとに増量して24mg/日まで

 

CHE阻害剤

メマリー(51020mg

137.7439.7

一週間毎に5mgずつ20mgへ増量
攻撃性を抑える、アリセプトと併用可能

NMDA阻害剤重傷認知症に向く、

めまい、便秘

BPSD)対策

身体的環境的要因はないか?、非薬物的介入では無理か? まずはアリセプトメマリーを使用し、改善しない場合は向精神薬を考慮する。 

 非定型性精神薬

リスパダールOD0.5mg

(リスペリドン)

31.5(ヤンセン)

(11.7共和)

 

SDA

不穏・興奮・妄想・攻撃性眠剤

0.52.0mg

半減期2024hr

糖尿病合併者の第一選択、   
睡眠薬代わり以外は眠前薬ダメ

DLBではパーキンソン症状悪化

 

ジプレキサ2.55.0、10

(オランザピン)

138.3258.5

リリー

MARTA(第2世代)

不穏・興奮・妄想・攻撃性・徘徊

2.510mg

半減期2235hr

睡眠薬代わり以外は眠前薬はダメ

糖尿病では禁忌

 

セロクエル25100

(クエチアピン)

41.5143.8

18.864.9

 

Loose binding(第2世代抗精神病薬)

不穏・興奮・妄想・攻撃性⇒眠剤

25100mg

半減期6~7hr

DLP、パーキンソン症状の第一選択 
眠前薬として可、糖尿病では禁忌

  エビリファイ(3,6,12mg)   97.1、184.4、350.4    (第3世代) 副作用も少ない、過鎮静を生じにくい 1日6~24mg(6~24mL)1回又は2回 (DSS:Dopamine System Stabilizer
糖尿病では禁忌
 

(mild-BPSD薬)

DLP、の場合の向精神薬は過激に反応することがあり使いずらい。漢方薬や抗てんかん薬が使われる

 

抑肝散

11.8、8.5 ツムラ

5.0g~7.5

3包/日

BPSD:不穏・興奮・妄想・攻撃性

レビ-小体認知症

デパケンR(200mg

17.5 

 

 

 

抗精神薬に過敏反応することがあるので

漢方薬抗てんかん薬を使うことが多い

レビ-小体認知症

テグレトール

8.9

 

 

 

せん妄・不眠

テトラミド
(ミアンセリン)

 

 

10~30mg 、四環系抗鬱剤

 

抗鬱剤の薬理作用の応用
眠剤として分一眠前投与可能 

 せん妄・不眠

レスリン
(トラゾドン) 

 

 

25~100mg 、異環形抗鬱剤 

 

             

(吐き気止め) 

セレキノン(100mg

18.5

田辺三菱 

胃腸の調子を整え、吐き気や痛み、食欲不振や膨満感、胸やけなどに用いる

 

 

 

プリンペラン(5mg

6.4

アステラス

胃や十二指腸に存在するドパミン(D2)受容体を遮断 

 

  

 

ナウゼリン錠

 

 

 

 

(車酔い)

ガスター+リーゼ

 

 

 

 

 

ガスター+プリンペラン

 

 

 

 

 (小脳変性症)

 セレジスト(5mg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(てんかん剤)

デパケンR(200mg

17.5

協和

脳の中枢に作用してけいれんを抑制。

躁病の躁状態の抑制

発疹,造血障害、急性膵炎

テグレトール

8.9

ノバルティス

脳の中枢に作用してけいれんを抑制。躁病の躁状態の抑制  側頭葉てんかん、三叉神経痛

睡眠薬

  認知症患者では、レム睡眠延長、レム活動の減少により昼夜逆転が起こりやすい。非薬物的介入が優先する 

  超短時間

ハルシオン0.1250.25 
= トリアゾラム0.125

11.2
16.05.8

ファイザー 
エーザイ

 服用直後や夜間起床時に一過性健忘やもうろう状態を生じることあり

 超短時間型

極力使わない傾向 

 

マイスリー(5mg、10mg 

20.2、33.2

 アステラス他

寝つきの悪いときや一時的な不眠に適する

超短時間型(半減期2.5時間)。


w1受動態作動薬、筋弛緩作用が少なく依存も少ない。
但し、ドラールは長時間型であり持ち越し効果に注意

 

アモバン(ゾビクロン)7.5、10mg

寝つきの悪いときや一時的な不眠に適する

超短時間型(半減期5時間)。
  ラール(クアゼパン) 15mg     中途覚醒/早朝覚醒 長時間型(半減期25~40時間)。 

  短時間

レンドルミン0.25
(ブロチゾラム)

29.4

ベーリンガー

短時間型。寝つきの悪いときや一時的な不眠に適す。

睡眠導入剤麻酔前投与薬の一種。
チエノジアゼピン系

  中時間

ユーロジン1mg2mg

11.0
17.2

武田 

持続時間が中間型。寝つきの悪いときや、夜中に何度も目が覚めてしまう人

 

(1)不眠症。 (2)麻酔前投薬。
ベンゾジアゼピン系 

  中間型  ロヒプノール(2mg)
サイレース
20.9   中外ロシュ
エーザイ
睡眠薬として広く使用。中途覚醒/早朝覚醒に向く。翌朝に不快な症状が残ることが比較的少ない    ベンゾジアゼリン系強力、中時間型
転倒、せん妄、認知機能低下に注意

 

コンスタン(0.4mg

10.4

武田

抗不安薬でもある

 

 

★ロゼレム8mg
ベルソムラ

84.9
(15)89.1

リズムを調節する。メロトニンをブロックする

精神安定剤

   軽

リーゼ(5mg

7.3

田辺 

おだやかな鎮静作用と軽い催眠作用、 筋肉のこりをほぐす作用もあり

 

 

アタラックスPカプセル
 (25mg50mg

7.0
13.1

ファイザー

抗ヒスタミン作用
抗不安作用、リラックスさせる

   中

セルシン(2mg)
= ホリゾン

5.9
5.9

武田
アステラス 

不安緊張などをしずめたり、筋痙攣の症状を改善する

 

 

 

スルピリド(50mg)

6.3

協和 

「胃潰瘍」病名必要、胃の粘膜の血流をよくし、比較的少量使用で食欲増進作用あり 

 

長期間使うとパーキンソン症状注意 

 

 

= ドグマチール(50mg 

17.0

アステラス

脳内の神経伝達物質ノルアドレナリンの放出を促進する、抗うつ剤 

 

*= ベタマックT(50mg

6.4

沢井

ドーパミンをおさえ、「統合失調症」とくに陽性症状(妄想、幻覚、幻聴、混乱、興奮)によい効果あり

コンスタン(0.4mg

10.4

武田

抗うつ剤

抗うつ薬は向精神薬の中で最も転倒リスクが大きい

テトラミッド10mg30mg

17.2
48.4

シェリング 

脳内における神経シナプス間隙へのノルアドレナリン放出を促進。 

 

 

サインバルタ(20mg

169.3

塩野義 

眠くならない。朝服用も可能。鎮痛作用あり。
やはり夜服用が原則であろう

20mg→40mg

 

 

ルボックス(25mg,50mg

フルボキサミン

42.373.6

21.535.2

アステラス

選択的セロトニン再取込阻害薬、SSR1 

13錠/食直後

25/5075/100

 

 

デパス(1mg

14.2

田辺 

脳のリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合する。筋弛緩作用有り 

 

 

コンスタン(0.4mg

10.4

武田

抗不安作用

バキシル(5,10,20mg)

→パロキセチン

意欲を高める。うつ状態、パニック障害、強迫性障害、社会不安障害、外傷後ストレス障害の治療

 


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